2022.07.28

両立支援コーディネーター、知っていますか?

新型コロナウイルスが過去最高の猛威を振るう中、子どもたちの夏休みが始まりました!

 

暑い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、今回のタイトルにもある『両立支援コーディネーター』をご存じでしょうか。

 

突然の病気やケガで、長期にわたる療養が必要となった時、まずは何を思うでしょう。

家族の事、お金のこと、そして仕事のこと、、、

それが例えば、大きな病だとしたらパニックとなることも容易に想像がつきますね。

 

関係機関の調べによりますと、がんや糖尿病、脳卒中などの三大疾病や精神疾患など、

長期の療養が必要となった場合、まずは退職をしてしまう人が一定数おられます。

 

その要因の一つに『職場に迷惑が掛かってしまうから』という、日本人らしい理由が一番多いそうです。

 

ですが、病気などの療養にはお金も必要ですね。

そんな時に、患者となり治療を第一に考える中で、一人で短時間のうちに多くのことを考えたり、調べたりすることは非常に困難です。

 

そこで、活躍するのが両立支援コーディネーターです。

疾患を抱えた労働者に寄り添い、しかるべき機関や施設へ繋げるパイプ役です。

治療が必要となった労働者、その方の勤める企業、その方の治療にあたる医療機関、大きな3つを結ぶトライアングルの中で、さまざまに枝分かれしている専門機関など、両立支援コーディネーターは、治療が必要となった労働者を、専門知識を活用して、その方に仕事と治療の両立をコーディネートする立場です。

 

多くの場合、医療と職域間の連携が必要ですが、実際の現場では協議や連携に注力できる自由度が低く、連携が十分機能しておらず、積極的な支援がなされていません。

 

そこで現在、労働者健康安全機構が、将来的に治療と仕事の両立支援体制が確立できるよう、研修事業を実施して、両立支援コーディネーターの養成を図ることとしています。

 

両立支援コーディネーターを配置し、就業規則に仕事と治療の両立支援制度を盛り込んだり、制度を用いた措置を適用した場合などに、受けることが出来る助成金もございます。

 

両立支援コーディネーターの養成講座は、現在進行形で応募が出来ます。

 

ぜひ、この機会に制度について知っていただき、労働者の皆さんが安心してお仕事を続けられる環境整備をしてみてはいかがでしょうか。

 

気になることがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください(^^♪